数学ゲーム - たし算、ひき算、かけ算、わり
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詳細
- 評価
- 4.1
- バージョン
- 19.7
- 開発者
- GunjanApps Studios
子ども向けの数学学習は、説明を読むだけではなかなか続きません。実際に手を動かして、短い問題に答え、その場で正解を確かめる流れがあると、苦手意識のある子でも始めやすくなります。私が試した数学ゲーム - たし算、ひき算、かけ算、わりは、足し算、引き算、掛け算の表、割り算を中心に練習できる教育ゲームです。遊びの形を取りながら、計算の反復に時間を使えるタイプなので、勉強の前に身構えてしまう子に向いています。
開発元はGunjanApps Studiosで、無料で始められます。対象年齢は3歳以上、Androidでは5.0以降に対応し、現在のバージョンは19.7です。ストアでは平均4.1の評価があり、評価数は約29万件、インストール数は5000万以上に達しています。数字だけで良し悪しを決めることはできませんが、家庭で広く使われてきた計算ゲームだと感じられる規模です。
遊び始めの目標と、計算を続ける流れ
最初の一歩がわかりやすい
このゲームの良さは、最初から難しい説明を長く読まされないところです。子どもがまず取り組む目標は、表示された計算に答えること。足し算や引き算から始めれば、数字に慣れていない子でも問題の意味をつかみやすく、保護者が横で細かく操作を教えなくても進めやすい構成です。
特に幼い子には、学習アプリの画面が複雑だと、それだけで集中が切れてしまいます。このゲームは、計算そのものに意識を向けやすいタイプです。親が「今日は足し算を少しだけやろう」と声をかけ、数問だけ取り組ませる使い方なら、宿題とは違う軽さで始められます。
一方で、これは物語を追いながら冒険するゲームではありません。キャラクターの成長や長いストーリーを期待すると、少し淡々として見えるはずです。早い段階の目標は、あくまで計算問題を解くこと。ゲーム性を強く求める子より、短い練習を何度も繰り返せる子のほうが相性は良いです。
家庭の短時間学習に合わせやすい
私なら、夕食前の数分や、外出前に待ち時間ができたときに使います。たとえば小学低学年の子が、学校から帰ってきてすぐ宿題を嫌がる場面でも、「一回だけ計算ゲームをやってみよう」と誘えば、勉強より低い心理的な負担で始められます。その後に宿題へ移るきっかけとして使う方法もあります。
ただし、長時間遊ばせれば計算力が比例して伸びるわけではありません。問題を急いで連続して解くだけになると、考え方より反射的な入力に偏ることがあります。私は一度にたくさん進めるより、短く区切って、間違えた問題だけ口頭で確認する使い方をすすめます。
ここで役立つ小さな工夫があります。子どもが間違えたとき、すぐ正解を言うのではなく、実物のブロックや指を使って数え直させます。アプリは反復練習の場として使い、具体物で理由を補うのです。これなら、画面上で正解を当てるだけにならず、足し算や引き算の意味も一緒に身につけやすくなります。
四つの計算分野をどう使い分けるか
足し算と引き算は、計算の基礎を作りたい子に向いています。掛け算の表は、暗記が必要になる段階で繰り返し使いやすく、割り算は掛け算との関係を確認する素材になります。四つを同じ日に全部触らせるより、子どもの現在の課題に合わせて一つを選ぶほうが、学習の目的がぼやけません。
たとえば掛け算の表を覚え始めた子なら、最初は苦手な段だけを家庭で声に出し、その後にゲームで問題を解かせます。割り算でつまずく子には、先に「12を3つに分ける」といった具体的な説明をしてから使うと、数字だけの問題にも入りやすくなります。アプリ単体で教え込むというより、説明と練習をつなぐ道具として使うのが自然です。
進歩の見え方、難易度、そして続けやすさ
上達を感じるポイント
このゲームでは、子どもが以前より早く答えられるようになったり、苦手だった計算を自分から選んだりすることが、身近な進歩のサインになります。大人には小さな変化でも、子どもにとっては「できる問題が増えた」という実感です。私は、画面上の結果だけでなく、普段の宿題で計算にかかる時間や、答えを出すまでの迷いも一緒に見るとよいと思います。
ここで注意したいのは、正解数だけを褒めすぎないことです。速さを意識しすぎると、繰り上がりや繰り下がりを雑に処理する癖がつく場合があります。「早かったね」だけではなく、「どう考えたの」と聞くことで、ゲームの結果を学習の会話に変えられます。これは保護者ができる、かなり大事な補助です。
進歩を記録したい家庭では、毎回の結果を細かく管理するより、週に一度だけ子どもに苦手な分野を選ばせる方法が簡単です。今日は足し算、次は掛け算というように、自分で選択させると、受け身の練習から少しずつ目標を持った練習へ移れます。
難易度の上がり方に期待しすぎない
計算ゲームでは、問題が簡単すぎると退屈し、急に難しくなると嫌になりやすいものです。このアプリを使うときも、子どもの反応を見ながら分野を切り替える必要があります。足し算はできても引き算で止まる、掛け算は覚えた段だけなら解ける、といった差は普通にあります。
私は、正解が続いているからといって、すぐに難しい分野へ移すより、まず同じ種類の問題で安定して考えられるかを見るべきだと思います。逆に、答えをほとんど迷わず出しているなら、同じ練習を延々と続ける意味は薄れます。その場合は、紙の文章題や実生活の計算へ移したほうが、学習としては一段深くなります。
このゲームだけで、文章題、図形、単位、割合まで幅広く学べるわけではありません。計算の基礎を反復する目的なら便利ですが、学校の算数全体を置き換える教材ではありません。難易度の壁を感じたときは、アプリを責めるのではなく、問題の種類を変えるタイミングだと考えると使いやすくなります。
続ける力と、やりすぎの境目
無料で始められることは、家庭で試すうえで大きな利点です。子どもが合うかどうかを見てから判断でき、最初から教材費をかけずに済みます。ただし、アプリ内購入は一項目あたり150円から1390円です。子どもが自分で操作する端末では、購入画面に進まないよう、保護者が端末側の設定を確認しておくと安心です。
また、続けやすさと依存的な遊び方は別です。計算を何度も解けること自体は良いのですが、長く触るほど学習効果が高まるとは限りません。私はタイマーで厳しく制限するより、「この分野を数問やったら終わり」と先に伝えるほうが、子どもと衝突しにくいと感じます。
もう一つの実用的な方法は、正解した後に一問だけ似た計算を紙へ書かせることです。画面では正解できても、手書きになると数字の並びで迷う子がいます。アプリで気持ちよく練習し、紙で理解を確かめる。この二段階にすると、画面上の成功を実際の学力へつなげやすくなります。
ほかの学習方法と比べたときの立ち位置
紙のドリルと比べると、このゲームは準備がいらず、答え合わせの負担が小さい点が便利です。子どもが一人で始めやすいのも魅力です。一方、紙なら途中の計算を書き残せるため、どこで考え違いをしたのかを保護者が確認できます。計算手順を丁寧に見たい場合は、紙のほうが優れています。
動画教材と比べると、受け身で見る時間が少なく、子ども自身が答えを入力する点が強みです。ただ、動画のように先生が考え方を説明してくれるわけではないので、繰り上がりや割り算の意味を理解する場面では、親の説明や別教材が必要です。
本格的な学習サービスと比べると、教科全体の管理や個別指導を求める家庭には物足りない可能性があります。その代わり、計算だけを気軽に練習したいときは、機能が絞られていることが扱いやすさにつながります。私は「毎日の算数を全部任せるアプリ」ではなく、「計算の反復を始めるための軽い道具」と位置づけます。
どんな子に向き、誰には合わないか
向いているのは、足し算や引き算の練習を嫌がるものの、ゲーム形式なら試してみようとする子です。掛け算の表を覚える途中の子や、割り算の答えを出す練習を増やしたい子にも使いやすいでしょう。保護者が横で学習内容を調整できる家庭なら、短時間の補助教材として価値があります。
反対に、計算の理由を一つひとつ説明してほしい子、文章題や図形もまとめて学びたい子、学習履歴を細かく管理したい家庭には、別の教材のほうが適しています。数字を見るだけで強い不安を感じる子にも、いきなり一人で使わせるのではなく、親が横で具体物を使って支えるほうがよいです。
端末を自由に触らせたくない家庭では、無料であることだけを理由に導入しないほうがよいでしょう。購入設定の確認、使う時間帯のルール、間違えたときの声かけまで決めておくと、学習アプリとしての良さを保ちやすくなります。
遊びとしての進行をどう評価するか
目標、上達の実感、難易度の調整という点では、計算練習を始めるきっかけとして十分に機能します。足し算から掛け算、割り算へ進む道筋もわかりやすく、子どもの現在地に合わせて分野を選べます。特に、苦手分野を短く繰り返したいときは、紙を用意するより手軽です。
ただし、長く遊び続けるための強い動機を求めると、物足りなさが出ます。物語の続きが気になるタイプのゲームとは違い、継続の中心は「前より解ける」という本人の実感です。そのため、保護者が小さな目標を作り、ゲームの後に現実の計算へつなげることで、進行の弱さを補う必要があります。
私の結論は、計算の反復を楽に始めるための無料ゲームとしてはおすすめできるというものです。4分野を一度に深く教える教材ではありませんが、子どもが算数へ向かう最初の抵抗を下げる役割は果たします。まず無料で触れ、子どもがどの分野なら続けられるかを見て、紙の問題や親子の会話と組み合わせるのが、いちばん現実的な使い方です。
2017年11月24日に公開され、長く利用されている点も、試しやすさにつながっています。無料版で家庭の目的に合うかを確認し、必要なら保護者が購入設定を管理する。そうした前提を置けば、数学ゲーム - たし算、ひき算、かけ算、わりは、幼児から低学年の計算練習を支える、扱いやすい選択肢だと私は感じました。











